躍進する参政党!
参院選の比例投票先で遂に参政党が2位にまで急浮上し、立憲民主党や国民民主党を抜いたことが確認され世間に大きな衝撃を与えて居ます🤬/。
愈々参議院選挙まであと僅か2日となり、自民党公明党の票が伸びないことが明らかになって参りました。
躍進していた国民民主党と更には思いもかけぬ伏兵である参政党が各地で素晴らしい演説を行って一般大衆の心を掴み見込み票をどんどん増やして居るからです^0^/。
 
演説会の聴衆の数が其の儘得票に結びつくとは思いませんが、東京都参政党候補者「さや」氏の一時間に亘る演説にも多くの聴衆が深い感動とともに誰も帰らずに聞き入って彼女が斉唱する「君が代」は聴衆全員が清々しく心打たれた事実は世の人々にネットで伝割大きな伝聞効果を齎しております^^。
通信各社の事前調査では既に自民党の大幅な議席減が予測されており、非改選含む自公の過半数の維持が極めて微妙な情勢です。参院選の結果次第では、石破政権どころか自公政権の存続そのものが危ぶまれる事態となって居ますが、全ての原因は小泉農水相による米2000円の演出に憤激した参政党及び新たな参政党フアンの登場でした^^。
SNS上では、参政党が急激に支持を拡大している理由について議論が交わされて居ますが、当を得ている意見はあまり多くありません。「参政党を支持している人は無知蒙昧のカルト信者である」「代表の神谷宗幣はそうしたカルトを動員する手練手管に秀でたペテン師である」といった認識を前提とした筋書きが目立ちます。
然しそういう論調が強まれば強まるほど逆効果となって参政党の勢いを加速させることになって居るのでした。中国人に東京の大量の億ションと北韓道帯広の広大な土地を買い占められ何も言わない日本政府に参政党が怒っています。ガンバレ参政党!。我々の味方と持って購読してきた天下の毎日新聞が17日の三面記事に大きく参政党を攻撃しましたが、ブルータス、お前もか!!
参政党が躍進したのは言ってしまえば日本の今日までのコツコツとした歩みの集大成のようなものでした。今日までの日本が貯め込んできたファクターが一気に噴出した結果が参政党現象です。いきなり沸いて出たものではなく、満を持して彼等が現れたのです。では、その二つのファクターとは「左派の知的ヘゲモニー」に対する反発、一つ目のファクターは、戦後から今日までの日本の市民社会における思想・言論・メディア・文化・オピニオンの“常道”を支配していた左翼的な傾向、あえて名をつけるなら「左翼ヘゲモニー」のことです。
「左翼ヘゲモニー」とは、より分かりやすくいうと、マスメディアにせよ出版にせよ文化芸術にせよアカデミアにせよ、左翼とそれが唱える歴史観や社会観や倫理観や政治観や人間観が、他の説や論を寄せ付けない「正史」となって、圧倒的な“解釈権力”を独占してきたこと、例えば学校教育(とくに1990年代前半までの)にしても、テレビにしても、新聞にしても、雑誌にしても、市民が触れる思想や歴史や倫理は、その大部分が左翼的というか「旧来の日本的なもの」に対する否定的なニュアンスを所与にしていた。とくにメディアにおいて「知識人」「文化人」「言論人」などと呼ばれ、自分のオピニオンを広く世に発信する立場を得ていた人は、基本的には左派が主流派(正道)であり、保守派は異論・異端、もっといえば「間違っている側」というポジションに置かれていた。
「反知性主義」という言葉を(他者を批判するために)使う人は多くの場合「反知性・主義」というニュアンスで使っている。ようするに「知性(≒インテリの持っている知的優位性)に対するルサンチマンを束ねて政治運動化している」という主旨である。しかしこれは、身も蓋もない言い方をすれば「頭のよくない連中が我々インテリに逆恨みしている」と言いたいのを「反知性主義」と言い換えているだけで、典型的な「動機に訴える論証」という詭弁である。
参政党はたしかに反知性主義の勢力だと言えますが、正確に理解するならば、それは「反・知性主義」と解釈するべきでしょう。ここでいう「知性主義」とは「左翼ヘゲモニー」とほぼ同義だ。知性的・理知的な、つまり「人としてまっとうな言動だ」と評されるものを、左派・リベラル派に親和的な意見や態度がほとんど独占してしまっていることに対する反発である。大衆の根底にあるのは「左翼ヘゲモニー」に反するような自分たちの意見や態度(≒素朴なナショナリズムや郷土愛や共同体志向)を「知性」という枠組みから締め出され、冷笑的に否定されてしまったことに対する憤懣だ。
「知性主義(≒なにが『知性』にもとづく言論や思考や態度にあたるかは、我々がジャッジする)」という、決定権・解釈権の独占的支配に対する大衆の反発こそが、参政党を含む世界中の「反知性主義」と呼ばれるムーブメントの核心である。
これは一般論として付言しておくのだが、お勉強の出来栄えで一定の地位を獲得してきた人たちには、自分たちに反発する人を見ると反射的に「頭のよい自分に対して嫉妬しているのだな」と考えてしまう悪い癖があります。その悪い癖が「反知性主義」という言葉の解釈でもモロに出てしまっています。「知性を持つインテリ左翼への嫉妬や劣等感やルサンチマン」ではなく「なにが知性に当たるかを勝手に独占している人たちへの怒り」なのです。日本の「主流派」の言論人はほぼ全員がこの点を見誤っていて、だからこそ参政党現象を正確に見通すことができないのでした(;;)。
自公も立憲も共産も「共犯者」とみている。
そして参政党の躍進を支えたもうひとつのファクターが経済、特に「インフレ」でした!。政府の発表した2万円給付金も大衆の逆鱗に触れました🤬/。
参政党がこれまでの新興右派政党と違って大きな支持を獲得したのは、参政党にとてつもない魅力があるからというより、結局のところインフレが味方したところが大きいのです。要するに円が弱くなって物価が猛烈な勢いで上昇し、安くなった日本を海外投資家が買い叩き更に物価上昇が加速すると謂うこうしたサイクルのなかで人びとの生活はどんどん苦しくなり、これまで政治の世界を支配していた人たちに対する反発がますます強力になったということではないでしようか?
参政党が保守派の勢力であるにも関わらず自民党と必ずしも協調的でないどころか、むしろ支持者には「反自民(自公政権)」が多く含まれるのは猛烈なインフレ(物価上昇、実質賃金の低下)によって「もう既存の政党には政治なんか任せて居られない」というフラストレーションが強まった結果であって、その意味ではれいわ新選組と同じ文脈で力をつけてきたと思われます。

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