柏原明日架、6年ぶりの優勝

<国内女子ゴルフツアー:NEC軽井沢72> 最終日17日長野県軽井沢72(6625ヤード、パー72) ◇賞金総額一億円(優勝1800万円)にて、ツアー通算2勝している 柏原明日架 選手29歳が4バーディー、ノーボギーの68で回り、通算14アンダーの202でツアー新人寺岡沙弥香とのシーソーゲームを1打差で制し、3勝目を挙げました。 最終日寺岡と同じスコアで首位スタートし、前半は2バーディーノーボギーと2つスコアを伸ばして単独首位に立ちましたが、後半10、11番で寺岡の2連続バーディーで逆転を許しました。然し一打差を追う15番にて長いバーディーで取って再びに首位に追いつき、更に16番をもバーディーを決め再逆転してそのまま逃げ切り優勝しました。 彼女にとっては19年10月マスターズGCレディース以来となる6年ぶりの優勝であり「3勝目は長かった。コロナがあったり無観客の大会があったり、自分自身にもいろいろあったけど、この場にもう一度立てたのは日頃からサポートして頂いている所属の富士通や応援団のお陰であり早くお礼を言いたいです。優勝争いの中をノーボギーで一日18ホール回れたのは凄く自信に繋がりました」と喜びを述べましたが、6年前に2勝を挙げたもののその後は平坦な道ではなく、離婚などの苦いを経て今季は3シーズン振りのシード権を得てのツアー出場でした^^。ウイニングパットを沈めると静かに左手を挙げ、ラウンド終了後に父親と抱擁し涙を流しました。 そして「父の目の前で優勝を見せられた」と言うと自然に涙が溢れたのでした。一方初優勝を狙った寺岡選手は最終ホールでバーディーパットを僅かに外し、1打差に泣きましたが彼女は22歳と未だ未だ若く前途は明るいのですぐにチャンスが訪れるものとと思われます。