石原慎太郎と立川談志

9月も愈々半ばを迎え颱風のシーズンを迎えましたね。



既に黄泉の国の住民となられた石原慎太郎元東京都知事と落語家立川談志は縁も所縁(ゆかり)もないように思えますが、実は談志が亡くなるまで切っても切れない無二の親友でした。

立川談志著「作家と家元」を読むと二人の会話には言葉に絹着せず何事にもズケズケと言い合い、タメ口の応酬なのはまるで双子の兄弟でもあるように思えます^0^/。
慎太郎が昭和7年生れで談志が11年生まれと四つ違いではありますが、二人が話す口調は何故か対等であって、慎太郎にタメ口が聞ける年下の友人なんて談志以外に先ずこの世に居ないのではないか?と思いました。

二人の会話を読んでいると結構面白くて、例えば「長島一茂が野球選手としては二流で困って居るって…、オヤジの長島茂雄が言ってる!」と談志が言えば慎太郎が「そんなことはないよ。あれは野村克也が意地悪して飼い殺したのがいけないんだ。関根潤三が監督の頃大洋ホエールズが声を掛けたのに入団しなかった。行けば大選手になれたのに…、可愛そうだよ。一茂に比べれば親父の方が余程与太郎だよ。」とプロ野球界の裏の話まで持ち出されて居るのはメチャ興味深いと思います(^0^)/。

談志は落語のみならず講談、漫談をも得意とし芸域の広さでも良く知られて居ました。五代目三遊亭円楽、三代目古今亭志ん朝、五代目春風亭柳朝(柳朝没後は八代目橘家圓蔵)と共に「江戸落語若手四天王」と呼ばれ、自ら落語立川流を主宰し、「家元」を名乗りました。

落語家でありながら何故か参議院議員(1期)、沖縄開発庁政務次官、サイバー大学客員教授などを歴任したことは世間を驚かせましたね(゜o゜;/。きっと政治家に興味を持ったのは兄貴役であった慎太郎さんの影響だったのでしょうね。

お互いに異才である二人が違った世界で暮らしながら兄弟のように仲が良かったなんて不思議ですね?此の二人の馴れ初めが知りたいと思いました。当初はお互いに「此の小生意気な奴は何者だ!」と思ったのではないでしょうか?今頃はきっとあの世で仲良くダジャレを言って笑って居ることでしょうね^^。

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